動物たちを組み合わせ進化させ繁栄させよう!生き物たちの生存競争ボードゲーム『エヴォリューション』ルール&レビュー

動物たちを組み合わせ進化させ繁栄させよう!生き物たちの生存競争ボードゲーム『エヴォリューション』ルール&レビュー

こんにちは、テンです!

今回は、動物たちを組み合わせ進化させ繁栄させよう!生き物たちの生存競争ボードゲーム『エヴォリューション』を紹介していきます!

『エヴォリューション』とは?

『エヴォリューション』は、動物たちを進化させて最強の新たな動物を作り、いかに繁栄させたかを競う生き物たちの生存競争ボードゲームです。

2014年ゴールデンギーク大賞のテーマ、ファミリー、アートワーク&存在感の各部門でノミネート!

開発陣に実際の生物学者が関わっており、オックスフォード大学では教材になり、世界で最も権威ある科学雑誌『ネイチャー』にも取り上げられたことのある人気のボードゲームです。

内容物

ルール説明書 1冊、水場タイル 1枚、親マーカー 1個、特徴カード 129枚、動物種ボード 20枚、木製マーカー 40個、食料トークン 156個、ついたて 6枚、早見表 2枚[※カードサイズ:63mm×88mm]

『エヴォリューション 完全日本語版』

タイトル原題Evolution
ゲームデザイナーDominic Crapuchettes
Dmitry Knorre
Sergey Machin
制作元North Star Games
国内発売元株式会社アークライト
発売日2020年8月20日
対象年齢12歳以上
おすすめ人数2人〜6人
所要時間60分以上
価格4,600円(税別)

ジャンル・ルール難度など

ジャンル競争カードゲーム
適正タイプじっくり楽しめる
ゲーム・ルール難易度★★★☆☆

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おすすめポイント

組み合わせて最強の動物種を作るのが楽しい!

肉食性のある特徴を持っているカードや、防御性のある特徴を持っているカードなどを組み合わせて新たな動物種を作り、絶滅しないように繁栄させていきます。

様々な特徴を組み合わせ、自分が思う最強の動物種を作っていくのが楽しいボードゲームです。

また水彩タッチの絵が最高に綺麗で、様々な特徴カードを見ているだけでも楽しいゲームです。

場面と手札の読み合いによって生まれる駆け引きが楽しい!

肉食性のある動物種は相手や自分の動物種を襲って生き延びる!場面を見ながらどのように繁栄させていくか考えるのが楽しい!

また、食料トークンは共通の場所から取得していくので、いかに相手の邪魔をしつつ生きながらえるか戦略を考えながら戦っていくのが楽しいです。

能力の把握や、場面の把握が必要なゲーム。カードの知識をある程度入れた上で対戦するとより楽しめるでしょう。相手を攻撃、攻撃される場合もあるため、奪い合いの競争ゲームが好きな方におすすめ。

シリーズ化されている!

2020年9月25日現在、日本語版では本作しか出ていませんが海外版では子どもも遊べるエヴォリューション入門用の『エヴォリューション :はじまり(Evolution: the Beginning Board Game)』や、鳥類が登場する『FLIGHT 大空へ(Evolution Flight Expansion)』や、氷河期など気候の変化が訪れる『CLIMATE 気候変動(Evolution: Climate Stand-Alone)』、海の中が舞台となる『OCEANS 海洋へ』などもあり、今後も期待できるボードゲームとなっています。

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ゲーム概要

私たちの惑星は生き物たちでいっぱいです!そう、地球はいまや800万を超える種の動物たちの楽園なのです。生物学者ダーウィンは、この信じがたいほど多様な動物たちは、いずれも一つの共通の祖先から進化したものであると提唱しました。

他の動物たちよりもおかれた環境に適応した動物が、生き残る確率が高くなり、その特徴をより多くの子孫に伝えることができるというのです。何百万年世代にわたって、そうした傾向が繰り返され、自然淘汰が起こった結果、私たちは今、驚くべき多様性をもつ動物たちを目にすることができるのです。

ダーウィンの進化論の世界にようこそ。


『エヴォリューション』

『エヴォリューション』の遊び方

ゲームの目的

自分が作り上げた動物種を繁栄させ、生き抜くのが目標です。

食料トークン、自分の種の個体数、自分の種が獲得している特徴カードの枚数などから得られる点数を計算し、一番高かったプレイヤーが勝利となります。

ゲームの準備

水場タイル、食料庫、動物種ボード、山札、四角い木製の個体数マーカーとサイズマーカーをテーブル中央に準備します。

プレイヤーはついたてを1枚ずつ受け取り、スタートプレイヤーは親マーカーを受け取って配置したら準備完了です!

ついたては、後に自分が獲得した食料トークンを手元に隠すために使用します。

ついたての種類は6種類あり、どれも鮮やかで格好良いイラスト!

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ゲームの流れ

1ゲームは5〜7ラウンドからなり、特徴カードの山札が全てなくなるまでラウンドは繰り返されます。

フェイズは「1.カードの配布」「2.食料の選択」「3.カードのプレイ」「4.食料の公開」「5.食事」と進んでいきます。

各ラウンドの最初、動物種ボードを1枚も保有していないプレイヤーは動物種ボードを受け取ります。

この動物種ボードは、最初は何も特徴を持っていないボードになります。このボードに特徴を付与していくことで、最強の動物種を作っていくことになります。(特徴カードは1つの動物種ボードにつき3枚まで付与することができます。2人の場合は2枚まで)

最初のフェイズの『1.カードの配布』で特徴カードを取得できます。基本枚数3枚+動物種ボードの数分だけ引くことができます。

『2.食料の選択』では手札にあるカードから1枚を選び、水場タイルに裏向きで配置し食料とします。食料の数はカードの右下に記されており、この食料はプレイヤー全員共通の食料となります。

『3.カードのプレイ』では、親から時計回りで手札にあるカードをプレイしていきます。手札のカードは任意の枚数プレイすることができます。

このフェイズで、動物種ボードに特徴を付与していったり、手札を1枚捨てて新たな動物種ボードを取得したり、手札を1枚捨てて1つの動物種ボードの個体数もしくはサイズを1つ大きくすることができます。

個体数は無くなるとその動物種は絶滅し、サイズは肉食動物から捕食されるかどうかなどに関係してきます。

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『4.食料の公開』では、『2.食料の選択』で裏向きに配置したカードを公開します。公開された数値の合計値を水場タイルに配置します。

『5.食事』では、各動物種が水場にある限られた食料の中から順番に1つずつ食料を摂取していきます。

食事はその動物種の個体数まで摂取しなければなりません。足りない場合は差額分の個体数が失われ、個体数が全てなくなると絶滅します。

「捕食」を持たない種の食事は通常通り水場タイルから行いますが、「捕食」を持っている種は、自分よりサイズが小さい種を襲うことができます。

襲うことが成功したら、襲われた種の個体数を1減らし、襲われた動物種のサイズと同じ数の肉トークンを摂取します。

摂取した食料トークンはフェイズ終了時に、自分のついたての裏側に隠しておきます。

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各特徴カードについて

特徴カードは大きく分けて4つの『防御性特徴カード』『肉食性特徴カード』『生存性特徴カード』『その他の特徴カード』があります。

食料である植物トークンを追加で1個摂取したり、捕食で食べられるのを防御する特徴を持っているカードがあったりと様々です。

好きな特徴カードを見つけて、自分なりの最強動物種を作ってみましょう!

ゲームの終了

『1.カードの配布』で山札が枯渇したとき、そのラウンドの食事の終了時にゲームは終わります。もしくは動物種の絶滅による手順で山札が枯渇したとき、次のラウンドの終了時にゲームは終わります。

進化論上、生物学者は動物種が過去に摂取した食料の量によってその繁栄の度合いを評価します。それにならって得点集計がされます。

●自分がついたての内側に隠している食料トークン1個につき1点

●保有する各動物種について、その固有数に等しい点数

●保有する各動物種に配置されている特徴カード1枚につき1点

それらを集計し、最も得点が高いプレイヤーが勝利となります!

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遊んでみた感想

綺麗なカラフルな絵に惹かれて購入したボードゲーム。

実際に遊んでみると思った以上に戦略性があり、状況に応じてどのような動物種を作って戦っていくのか考えるのが楽しいカードゲームでした。

捕食は相手の種を食べることができますが、自分の種も食べることもできます。最終目標は食料の数や特徴カードなどをいくつ集められたか、なので相手を狙えない時は自分の他の種を狙って自給自足するのもあり…。

と、生物の生き方をまじまじと感じさせられるゲームシステムとなっています。

弱肉強食!!

このゲームはロシアの生物学者ドミトリー・クノール氏が教育用に開発したゲームに由来しており、それを元に『マジック:ザ・ギャザリング』の元プロプレイヤーであるドミニク・クラプチェット氏と、ノーススター・ゲームズの開発陣が手を組み、対戦型の高品質ゲームとして完成させたそうです。

大好きなカードゲームである『マジック:ザ・ギャザリング』の元プロプレイヤーがこのように関わっていると知って、なんだか嬉しくなりました。

生物についても、このようなボードゲームで気軽に触れられるのも良いですね!

本作では少しルールが難しいと思うので、子どもも遊べる『エヴォリューション :はじまり』が発売されたら、ぜひ子どもも一緒に遊んでみて欲しいと感じるボードゲームでした。

遊んでみて少し気になったところと言えば、相手への攻撃性の高いゲームであるため好き嫌いが分かれるゲームなのかな、とは思いました。

また、肉食性のある動物種から狙われないために個体数アップやサイズアップしたり、効率よく餌を手に入れるために特徴を付与したりと、特徴カードの組み合わせが非常に重要なゲームとなります。

相手の盤面をしっかり見ないといけないので、特徴カードの理解や知識の差、やり込み度の差がとても出るゲームだと感じました。

私は2人で遊んだので、その形が顕著に出ました…。3、4人となれば襲う対象が分散するので、ボードゲームらしいわいわいした感じになるかと思います。

2人で遊ぶ場合はガチ度がUPします(笑)

戦略を楽しめるボードゲームをお探しの方はぜひ!

カードゲーム好きの方には特におすすめです!

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今回は最強の動物種を作り繁栄させる動物系のボードゲームの紹介をしましたが、動物系の競争ゲームではこのようなボードゲームもおすすめです。

それでは今回は、動物たちを組み合わせ進化させ繁栄させよう!生き物たちの生存競争ボードゲーム『エヴォリューション』を紹介しました!

また次回の記事でお会いしましょうー!

ここまで読んでいただきありがとうございます!

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